11月6日(日)に、「はかせとあそぼ!雪の結晶を観察しよう」を開催しました。
講師は、材料工学分野で結晶成長工学を研究されている、名古屋大学 未来社会創造機構モビリティ領域  宇治原研究室の方々です。

今回は、観察キットで氷点下状態をつくり、シャボン膜を凍らせて雪の結晶が成長する様子を観察します。

さっそく作業開始!観察キットの作製です。発泡スチロールの箱のフタにスチロールカッターを使い丸く穴をあけます。
「初めて使うよ。刃の部分は熱いからやけどに注意!」「ゆっくり押しながら切ると切り口がキレイだね。」

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箱の底に内側からLED電球を差し込み、外側に線を出します。LEDの線と電源の線を圧着端子でつなぎます。
「どちらも+と-を間違えないように・・・」」
LEDをガーゼ、ビニール、テープを使って保護します。

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内側を黒く塗りつぶし、底を切りとった缶をLEDにかぶせて固定します。発泡スチロールのフタをしたら観察キットの完成☆

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さっそく雪の結晶を観察してみましょう!
観察キットにドライアイスを入れ、缶の中を氷点下になるまで冷やします。水を混ぜる割合を変え、濃度の違う4種類のシャボン液から、結晶がよく観察できそうなものを選びます。輪にした針金にひたしシャボン膜をつくり、ゆっくりと缶の中に降ろしていきます。

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しばらくすると、シャボン膜に雪の結晶ができてきました。
「すごい!キレイな結晶ができた☆」「ゆっくり降ろしていって、膜が割れないよう静かに待っていると結晶が大きくなっていくよ!」
濃度を変え、結晶の違いをじっくり観察しました。シャボン玉をつくり試してみる子も・・・
「下からニョキニョキと、枝が伸びるように結晶が広がっていくんだね!」

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雪の結晶は一気に冷えると細かい結晶、ゆっくり冷えると大きな結晶ができ成長することがわかりました。これから寒い季節・・・観察キットの結晶と本物の雪の結晶との違いなど、いろいろ調べてみると面白いですね☆

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