お知らせ
金属を溶かして“いもの”をつくろう
ワークショップ
2019.2.23
2月23日(土)に、「金属を溶かして“いもの”をつくろう」を開催しました。
講師は、新東工業(株)の皆さんです。
※新東工業(株)
トヨタグループの創始者である豊田佐吉を助け、鋳造(ちゅうぞう)職人として働いていた久保田長太郎が久保田鋳造所を発足し、その後、久保田製作所、新東工業(株)へと発展。現在は世界トップレベルの鋳造設備メーカーとして、日本のモノづくりを支えています。
今回は、豊川市のゆるキャラ“いなりん”をかたどった鋳物(いもの)を作ります。


「“いもの”って言葉を初めて知ったよ」「マンホールのふたや蛇口も鋳物なんだ。少しビックリ!」
続いて、自動車館でエンジンシリンダーブロックの鋳造工程などを見学した後、製作スタート!


「さらさらじゃないんだ・・・しっとりひんやりしてる」「結構、力がいるな。体重をかけて力いっぱい固めよう!」
砂を入れては押し固める作業を繰り返し、四隅まで隙間なく詰めていきます。木枠からあふれるまで詰めたら、かき棒で木枠の高さに合わせて平らに整えます。


「わぁ、いなりんの形がきれいにでき上がってる!」
2つの型をずれないように重ね合わせたら、砂型の完成!


「ドキドキ・・・」「いなりんが出てきた!銀色に光ってる☆」
砂を落として余分な部分を切り落とし、バリ取りをしてもらいます。仕上げに紙やすりをかけたら完成!


普段はできないとても貴重な体験ができましたね。会場(創造工房)のG型自動織機加工機コーナーには、久保田長太郎が自動織機量産のために製造した国産初の鋳型造型機が展示されています。こちらも是非、見学してください。