10月10(土)に、「ステンドグラス体験☆ガラスのぺーパーウェイト」を開催しました。
講師は、名古屋市名東区でステンドグラス工房を営んでいるARTGLASS HORIの堀さんと(株)アロマ工房の平山さんです。堀さんは国内外で数々の賞を受賞しているステンドグラス作家。最近では、 金沢21世紀美術館にて開催されたHeart Art in KANAZAWA 2020で最優秀賞を受賞されました。

今回は、好きなガラスをハンダで組み立て、正四面体のぺーパーウェイトを作ります。

はじめに、好きな模様の透明ガラス2枚と色ガラス1枚を選びます。
「模様がたくさんあって迷う~」「暖かい色がいいな。オレンジにしよう♪」
三角形の鏡も1枚手に取って、席につきます。モニターに映した堀さんの手元を見ながら、製作開始!

まずは、ガラスに銅テープを巻く作業!透明ガラスはあらかじめ堀さんが巻いてくれたので、他2枚に巻きます。
「銅テープの中心にガラスがくるように・・・」「角はしっかり直角に曲げて貼ると仕上がりがキレイになるよ」
縁を竹串で押さえて、銅テープをガラスにしっかり密着させます。

次は、銅テープにペーストを塗り、ハンダをコーティングしていきます。
「ペーストは、塗り残しがないように気をつけよう」「すごい!こんなに太いハンダは初めて見たよ」「コテの腹の部分を使ってゆっくり動かすと、ハンダがきれいに延びるよ!」

いよいよ組み立て!正四面体になるよう透明ガラスと色ガラスの位置を調整し、はんだで留めていきます。
「一気にはんだ付けしないで、まずは角を点付けするんだね」
続いて、内側のコーナーのすき間をはんだ付けして埋めていきます。
「コテは奥から手前に向けてゆっくり動かすといいよ」「高温すぎるとガラスが割れるから、スポンジを使って冷ましながら作業しよう」

外側のすき間にハンダを盛っていきます。コーナーを埋めるようにハンダをのせたらペーストを塗り、すき間をならすように仕上げていきます。
「水平にしてハンダが流れないように気をつけよう!」
鏡を底に取り付けて角を点付けし、ハンダを盛ったら組み立ては完了!

ハンダ部分のペーストを拭き取って、パティーナ(腐食液)を塗って黒くします。
「酸性の液なので、肌に付かないようにビニール手袋をつけよう」
最後に、しっかり拭いたら完成!

「ハンダは初めてだったので心配だったけど、すごく楽しかった!」「だんだん慣れてきて最後の方は上手になったよ。またやりたいな♪」
ガラスから入った光が鏡に反射しキラキラ輝いていますね。今日は、難易度の高い立体ステンドグラスの作り方を学ぶことができました。この経験を生かして、いろいろなモノづくりにチャレンジしてください!