12月5日(土)に、「大気圧を体感!くっつ板君をつくろう」を開催しました。

講師は、愛知工業大学 電気工学専攻の中野寛之先生です。愛知工業大学ではオープンカレッジ名古屋キャンパス公開講座も開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。

今回は、大人が引っ張っても取れない大きな吸盤「くっつ板君」を作って、大気の圧力を実感できる実験にチャレンジします!

はじめに、先生が行う実験を観察!くっつ板君を机の上に置き、つまみを真上に思い切り引っ張っると・・・
「えー?取れない!」「なんで?」「実は力をあまり入れてないんじゃ・・・」
代表の子が同じように試してみますが、やはり取れません。続いて、先生が吸盤の端を少しつまんで持ち上げると・・・
「あれ?簡単に取れた!不思議~」
なぜこのような現象が起きるのか、大気圧でペットボトルをつぶす実験を見たり、吸盤がくっつく仕組みや空気に重さがあることなど教わりよく理解できた様子。
「机の上には軽自動車1台分の重さの空気がのってるなんてビックリ!」

くっつ板君の製作開始♪厚さ3mmのゴム板の中心に鍋ぶたのつまみを取り付けます。モールなどを使ってゴム板に目や口を貼り付けて強力ゴム板吸盤の完成です!

いよいよ実験!
「ほんとだ!どれだけ引っ張っても離れない!」
大気圧がどのくらい重いのか実感できましたね。

続いて、くっつ板君の弟の「こんにゃ君」を作ります!水着の素材に使われる薄いゴム板(クロロプレンゴム)に型紙で印を付け、ハサミで切ります。

ゴム板の真ん中にキリで穴を開けます。穴の上下からネジ、ワッシャー、スポンジなど通し、間にタコ糸をはさみます。
「今度は魚釣りみたいに使うんだね」「ペラペラな生地なのにしっかりくっつくのかな?」

こんにゃ君を缶や紙皿などの上に置いて、真上に引き上げると・・・
「すごい!重い缶が簡単に持ち上がった!」「そぉーっと横に移動させても落ちないね、面白い☆」

「大気圧は普段の生活で感じることはないので、自分で作って面白く楽しく体験できるのはとても良い学びになった」「とても話が分かり易かった。また別の実験もしてほしいです」
大気圧を利用した製品など身近にどんなものがあるか、いろいろ探してみてくださいね♪