12月19日(土)に、「クリスマスのタペストリーをつくろう」を開催しました。
講師は、文化センター等で手織りを教えている「手織り工房YUKI」の辻澤さんです。

手織り工房YUKIホームページ

今回は、ミニ手織り機を使ってクリスマスにぴったりなタペストリーを作ります。

 
はじめに、作業手順、織り方の説明をしっかり聞きます。
「木のフレームにたて糸をかけて織っていくんだ」「モールを切ってよこ糸として使うのは面白いな」「布を織ったら、織り機から外さずにそのまま飾れるのはいいね♪」
さっそく、作業開始!まずは、モールをツリーの型紙に置き、線に合わせて切ります。

続いて、たて糸張りに挑戦!フレームの上下の切込みにたて糸を順番にかけていきます。
「緩まないように、ピンと張ろう!」
よこ糸をシャトルに8の字状に巻いていきます。
※シャトル・・・杼(ひ)ともいう。織物を織るときに、たて糸の間によこ糸を通すために使われる道具

いよいよ、織りに挑戦!薄く細長い板でたて糸を1本おきにすくい、板を立てます。たて糸が上下に分かれるので、その間によこ糸を通します。
「よこ糸を30度の位置に置いてから板をねかせて・・・」「よこ糸を手前に引く!よし、1段織れた♪」
次に、もう1本の板でたて糸を1本おきにすくって、板を立てます。
「今度は、さっきとは違うほうの糸をすくうんだね、間違えないように・・・」
たて糸の間によこ糸を通し、板をねかせます。よこ糸を手前に引きよせたら、板を外します。これを繰り返して織っていきます。
「初めに使った板はたて糸から外さないように!」「ちょっと織り目がそろってないな・・・引く加減をうまく調整しよう」

8段織れたらモールの織り込みに挑戦!まず右からよこ糸、モールの順に通して1段織り、左からよこ糸を通して1段織ります。これを繰り返します。
「だんだんコツがつかめてきた!」
モールの中心と布幅の中心を合わせて織るときれいな形のツリーになると教わりました。

 
よこ糸が通るぎりぎりの位置まで織り、端がほつれないよう処理をしたら飾り付け!リボン、星のモチーフなどを手芸用ボンド、グルーガンで布に貼り付けて、完成です。

「クリスマスに丁度良い作品ができて、楽しかった♪」「上手に作ることができて自信がついた」「織り機も持って帰れるからうれしい!さっそく部屋に飾ろう!」
作品を織り機から外して、新しくたて糸を張れば何度でも織りが体験できます。是非、オリジナル作品を織ってみてくださいね☆