4月11日(日)に、「手織りのペットボトルケースをつくろう」を開催しました。
講師は、文化センター等で手織りを教えている「手織り工房YUKI」の辻澤さんです。

手織り工房YUKIホームページ

今回は、卓上の手織り機を使って布を織り、ペットボトルケースを作ります。

はじめに、好きな色のよこ糸を2種類選んで、布を織るしくみや織り方の説明をしっかり聞きます。布はたて糸が上下に入れ替わり、たて糸とよこ糸を交差させて織るとわかったところで製作開始!よこ糸をシャトルに8の字を描くように巻きます。
※シャトル・・・杼(ひ)ともいう。織物を織るときに、たて糸の間によこ糸を通すために使われる道具

次に、ヘルドを上側にセットします。
※ ヘルド・・・綜絖(そうこう)ともいう。織機でよこ糸を通すためにたて糸を上下に分ける器具

上下に分かれているたて糸の間にシャトルを入れ、よこ糸を通してヘルドを手前に引きます。この時、よこ糸は30度の位置においてから引くと教わりました。
「真っすぐにおくと布の幅が狭くなっちゃうんだね、気を付けよう」
続いて、ヘルドを下側にセット。
「1段織れた!」
この作業を繰り返して織っていきます。

「あれ?よこ糸が交差せず抜けちゃった」
初めはヘルドの上下を間違えたり、シャトルがたて糸にからまってやり直す子も。なかなか思うように進みませんでしたが、次第に慣れてスピードアップ!
「そろそろよこ糸を変えよう」「2種類を交互に同じ長さで織ってみようかな」

途中、立ち上がって軽い体操をしました。手や首や肩をほぐし、お茶を飲んで一息ついてラストスパート!
「あと少し、頑張ろう!」

約30cmの長さに織れたら、布を手織り機から切り離します。無地のペットボトルケースにぐるっと巻いて、ホットボンドで端を留めます。同じようにボタンやフェルトの飾りも付けて完成!

「機織りに興味があったから作れて嬉しかった☆」「実用的な物が作れて普段にも使えるし、とても気に入った」「自分で作り上げた達成感があった」
春らしい素敵な作品ができましたね。布はケースから外せるので、冬は暖かい毛糸で織った布に変えてみたり、いろいろと楽しんで使ってください♪