11月14日(日)に、「レーウェンフークの顕微鏡をつくろう!」を開催しました。
講師は、東京工業大学の同窓生で運営されている蔵前理科教室ふしぎ不思議(くらりか)の皆さんです。

今回は、直径2mmの小さなガラス玉でカード型の顕微鏡を作り、ネギの薄皮などを観察します。

製作の前に、理科とは何か?を改めて考えてみました。
“自然のことについて学び、科学的に考えることが出来る様にする”といった学問だとわかったところで・・・
さっそく理科を体感してみましょう。

まずは、ネギの薄皮の試料作り! ※分析・試験・検査の対象として使う物質や生物。サンプル。

ネギをとげ抜きでつまんでゆっくり薄皮をはがします。

上手く薄皮をはがせたら、プレパラートの上に置きます。
酢酸カーミンを垂らしてもらい、薄皮が色付くのを待つ間、レーウェンフークや顕微鏡などについて学びました。

次に、プラスチック板やガラス玉を使って顕微鏡を作り、ストッキングや羽毛の試料を観察します。
「網目がはっきり見えるよ、面白い!」

光の性質とレンズでどうして物が大きく見えるのかを学び、顕微鏡の仕組みも理解できたら、最初の試料の観察!

「すごい!細胞壁がキレイに並んでる」
「核も少し見えるよ」

最後に、カメラやスマホの型紙を切って顕微鏡に貼り、カッコ良くデコレーション!
いつでも持ち運びできて、観察に便利ですね。

終了後に時間のある人は、特別展示室にて開催のトヨタコレクション企画展を見学♪
当館の学芸員より江戸期の医療とモノづくりなどの展示解説を聞きました。
ワークショップでの学びがさらに深まりましたね。

今日製作した顕微鏡は、とても単純な作りなのに倍率は170倍!
花や野菜など観察して、肉眼では見えない物をたくさん見てください☆