7月23日(土)に、ワークショップ「カン!カン!とん!とん!アルミのMY★スプーンをつくろう」を開催しました。
講師は、自動車などの金属部品の加工をしている株式会社加藤数物の加藤さんです。
数物という名前は元々数学や物理の教材、黒板で使う大きなコンパスなどを製作していたことからきています。

今回は、金属を叩きながら成形する鍛金(たんきん)という技法でアルミのスプーン作りに挑戦!

はじめに、作業の流れをしっかり聞いてから、金属の特性を学ぶ実験を行いました。

簡単な道具を使い秤を作って金属の比重を調べたり、熱伝導を確かめる実験に子ども達は興味深々!
「大きさは同じなのに重さが違う!なんの金属だろう?」
「溶ける速さが違う・・・手の体温の伝わりやすさに違いがあるんだね」

金属の特性を理解したら、その特性を利用してスプーン製作!
スプーン形状に加工したアルミ板をたたき台(切り株)のくぼみに置き、木づちで叩きます。

カン!カン!金属を叩く小気味よい音が会場に響き渡り、子ども達のテンションが上がります。
「たたくのやめられない!」

子ども達は自分の求める形になるまで、叩く強さや向きを何度も調整していました。
「やった!完成~♪キャンプに使いたいな」
「単純なようだが、思うようなカープに仕上げるのは難しく、奥が深いと思った」

今日体験した金属の鍛金作業は当館の展示でも見ることができます。
自動車館の「AA型乗用車のフェンダ加工工程」など、ぜひ見学してください!