9月24日(土)に、ワークショップ「カメラの元祖をつくろう~コップ・DE ・カメラ~」を開催しました。
講師は、愛知工業大学 工学部 電気学科  准教授の中野先生です。

今回は、レンズやコップを使ってカメラの元祖“カメラ・オブスキュラ”を製作!
コップの中に景色を投影する実験を行います♪
さらに、LED 光源を入れて“コップ・DE・プロジェクター”も作って実験してみましょう!

はじめに、“カメラ・オブスキュラ”とは?原理や歴史など学びました。
「カメラは部屋、オブスキュラは暗いっていう意味なんだね」

仕組みが理解できたところで製作開始!

 

子ども達はモニターに映した先生の手元と手順書をしっかり確認して、紙コップの底に穴を開けたり、丁寧に取り組んでいました。
穴にレンズを貼ったコップに、スクリーン(トレーシングペーパー)を貼ったコップを挿し込めば完成!
さっそく明るい景色の方へレンズを向け、中をのぞいてみると・・・
「スクリーンに景色が映ってる!でも逆さま、ピントも合ってないよ~」

なぜ逆さまに映るのか?ピントの合わせ方を教わり、子ども達はいろいろと試しながら、映る景色を興味津々で観察していました。
レンズの仕組みの説明も聞き、さらに理解が深まりましたね!

続いて、サプライズ実験♪
LED光源と絵柄の描かれたOHPフィルムを入れたコップを作り、レンズを貼ったコップに挿し込んでプロジェクターを製作!
会場を暗くして壁に向かってプロジェクターの光を投影するとどうなるか確かめました。
「フェルメールの絵がくっきり映った!あれ?顔の左右の向きが逆?!」

子ども達は、どうすれば絵がそのまま投影されるのか考えながら、上下左右裏表・・・と何度もフィルムを入れ直していました。
プロジェクターの仕組みが実感できましたね。

 

最後に、カメラを片手に館内へ。
子ども達は、当館のシンボル“環状織機”やレンガ壁などのぞいて、外での見え方を夢中で観察していました。
「すごいスゴイ!!光がいっぱいでよく見える!」
「カメラ好きなので、カメラの原点のカメラ・オブスキュラが作れてとても良かったです」
「フェルメールも見たであろう景色が見れてうれしいです」

今日は身近な材料でカメラやプロジェクターを作り、楽しく実験できましたね♪

10月8日から当館にてトヨタコレクション企画展「うつす展 江戸から未来へ、映す、写す、移す。」が開催されます。
今日学んだカメラをはじめ、顕微鏡や幻灯機など貴重な資料が数多く展示されますので、是非見学してみてください☆