10月15日(土)に、ワークショップ「望遠鏡をつくろう」を開催しました。
講師は、東京工業大学の同窓生で運営されている蔵前理科教室ふしぎ不思議(くらりか)の皆さんです。

今回は、遠くのものが近くに見える望遠鏡を製作!
仕組みを学び、自分で作って遠くを見てみましょう!

 
 

まずは光やレンズの性質について説明を聞き、レーザー光線を使った実験など行いました。
「拡大鏡とルーペ、両方使って見てみよう・・・すっごい!模様が大きい~」
「遠くから離して見ると、小さくて逆さまに見えるよ」

子ども達はレンズから目を離したり近づけたり、白い紙をかざすとどうなるか、興味津々!
光とレンズの性質を実際に実験で確かめて、望遠鏡の仕組みも理解できたら、いよいよ製作開始!

子ども達はモニターに映した手順書をしっかり確認!
講師のアドバイスを受けながら、紙コップやボール紙、レンズ等を使って丁寧に組み立てていました。
対物レンズ鏡筒に接眼レンズ鏡筒を入れて完成!
さっそく遠くを見てみると・・・
「見えた!でも少しピンボケしている・・・」

遠くをはっきり見るためのコツを教わり、ちょうど良いピントを探りながらいろいろと試す子ども達。
バッチリピントが合ったら、“絶対に太陽は見ない”と約束して動力の庭へ。
レンガ壁や樹木、遠く離れたお互いの姿などを夢中で観察していました。

「すごい!遠くもはっきり見えるよ!」
「逆さまに見えておもしろかった」
「2つのレンズを組み合わせて望遠鏡ができていることが分かった」

今日製作した望遠鏡は、身近な材料で単純な作りなのに倍率は約5倍!
広い場所で楽しく、いろいろなものを観察できましたね☆

現在、当館にてトヨタコレクション企画展「うつす展 江戸から未来へ、映す、写す、移す。」が開催中です。
望遠鏡をはじめ、カメラや顕微鏡など貴重な資料が数多く展示されていますので、是非見学してみてください☆