9月9日(土)に、ワークショップ「はかせとあそぼ!長さで水質を測定しよう!」を開催しました。
講師は、岡崎市にある人間環境大学 環境教育センターの神本先生と環境科学科のみなさんです。

今回は、色や長さから水質を測定する実験に挑戦!
水質分析の意義や必要性、方法をトコトン学びます。

はじめに、フィールドでの水質分析方法や今回の測定対象「窒素」についてなど、しっかり学びました。
少し難しい内容でしたが、子どもたちはとても大切なことだとよくわかった様子。
実験の注意点を守って、さっそく準備にとりかかります!

まずは、基準とサンプルのそれぞれの液体に発色試薬を投入!
液体が着色する変化を観察しつつ、充填剤をストローに詰めてカラムも作製しました。
「液体の色がだんだん変わってきた!」
「充填剤がこぼれないように、しっかり詰めよう」

初めて扱う実験器具や試薬に、子どもたちの表情は真剣そのもの。
変化を見逃さないよう科学者の気分でしっかり観察していました。

 

いよいよ実験開始!
まずはサンプルと基準の色をそれぞれ目で比較して、濃度を予測します。
「目で見た色で濃度を決めるのは難しいね」

続いて、カラムに着色した液体を吸わせて着色帯を形成させます。
着色帯の長さを測って検量線を作り、サンプルの長さをそれに当てはめてみると・・・
「こっちの方がより正確な濃度がわかるね!」

 

最後に、サンプルの濃度を答え合わせしました。
子どもたちは、解説を聞きながら、自身が予測した濃度との差やどちらの分析方法がフィールドで使用するのに適しているかなど、しっかり考察していました。
「長さでも水質を測定できることを知っておどろいた」
「予想と比較しながら実験するのが楽しかった」
「ただ“楽しい”で終わるだけではなく、環境のことも考えられたところも素晴らしいです」

これからも科学に興味を持って、色々な分析や実験にチャレンジしてみてください♪
将来、皆さんの中から博士が誕生するかもしれませんね!