12月17日(日)に、ワークショップ「オリジナルクリスマスツリーをつくろう!」を開催しました。
講師は、県内の科学館やいろいろな施設でサイエンスショーやものづくり講座を実施されている沓名先生です。
「科学実験キャラバン隊」などでも活躍、慈恵歯科医療専門学校、幸田町立幸田中学校で講師もされています。

今回は、水溶液から結晶を取り出し、個性豊かなクリスマスツリーを作ります。

はじめに、物質が水に溶けるとは?溶解度や再結晶について、実験ショーやクイズを交えながら楽しく学びました。
この再結晶の原理を利用して、尿素をベースにした水溶液から結晶を取り出し、結晶樹作りにチャレンジ!

 

まずは、実験準備に取り掛かります。
プラスチックコップを切り張りして土台を作り、ろ紙を加工してツリーの原型を作ります。
子どもたちは結晶が大きく成長するよう、なるべくろ紙の表面積を大きくする工夫を凝らして、丁寧に取り組んでいました。
水性ペンでろ紙に色を塗ると、結晶成長の時に溶け出したペンの色が結晶に付く仕組みも教わり、さっそく実践!
「華やかにしたいからピンク色でめっちゃ濃く塗ったよ。どんな風になるのか楽しみ♪」
「クリスマスカラーで緑と黄の2色にした!色が混ざらないよう気を付けて・・・」

最後に、ツリーを受け皿に立てて、尿素ベースの水溶液、粉末の順に振りかけると・・・
「面白い♪すぐに結晶ができてきた!」

子どもたちは再結晶の現象を興味津々で観察していました。
化学変化の不思議を実感した後は、再びサイエンスショーを楽しみ、さらに科学に関心を持った様子。
「すぐに結晶がいっぱいになると思っていたけど、最初はすこしだったのにおどろいた」
「”溶ける”という事をわかりやすく教えてもらって良かった」
「クリスマスの前にすてきなものがつくれてよかったです」

結晶はおよそ3日間かけてゆっくり成長し、大きなクリスマスツリーになるそうです。
楽しみに、焦らずじっくり観察してください♪