3月16日(土)に、ワークショップ「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
講師は、伝統工芸有松・鳴海絞りの製造、卸し、販売をされている(有)こんせいの近藤さんです。

今回は、「染め」の原理を学んで有松・鳴海絞りの技法の1つ、雪花絞りの手ぬぐいを染めてみましょう!

はじめに、絞り染めとはどのようなものか、技法、歴史など実演やクイズを交えて楽しく学びました。
雪花絞りは『板締め絞り』の技法と教わり、なぜ幾何学的な模様ができるのか、子どもたちはよく理解できた様子。
豊田式の自動織機で織られた知多木綿の手ぬぐいの紹介もあり、さらに興味がわいたところで製作開始!

四つ折りにした手ぬぐいを正三角形のジャバラに折って、2枚の板ではさみ輪ゴムで留めます。
子どもたちは、くっきりと模様が出るよう手でしっかりと布を押さえつけながら、丁寧に折っていました。
染める柄・色を決めて染料のつけ方を教えてもらったら、いよいよ染めの作業!
「三角形の角と底で色を変えてみたよ」
「大きい柄にしたいから、少し深く沈めて・・・」

手ぬぐいを水で洗って広げると雪の花が舞うような美しい柄が浮かび上がりました♪

   

2枚目は、直角二等辺三角形のジャバラに折って染めます。
「1枚目と柄の並び方や模様が違って面白いね」
「染める角度を変えてみた!やった~イメージ通りになったよ♪」

子どもたちは教わったことを活かして、染料のつけ方を工夫し自由な感性で取り組んでいました。
「染める場所と深さの違いによって、こんなに変わるなんて不思議でした」
「工夫して作るのがおもしろかったです」
「完成を想像しながら、染め方を考えるのが楽しかった」

地元の伝統文化、技術に触れる貴重な経験となりましたね。
今度はぜひ有松・鳴海絞りを見に、現地へ足を運んでみてください♪