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メールマガジン「赤れんが通信」

赤レンガ通信 Vol.119

モノづくりのワクワクいっぱい博物館!━━━━━━━━━2015/05/08 Vol.119

◇◆トヨタ産業技術記念館 赤レンガ通信◆◇

 (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

【_1_】【館長から】栄生からご挨拶
【_2_】【お知らせ】館内工事による東出入口一時閉鎖のご案内
開館記念特別イベントについて
【_3_】【週末ワークショップ】6月プログラムお申込受付中!
【_4_】【レストラン】5~6月のメニューのご紹介          
【_5_】【新刊情報】4月入荷図書のご紹介
【_6_】【図書ひろば】5月開催内容のご紹介
【_7_】【スタッフコラム】豊田佐吉記念館について
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【_1_】【館長から】――――――――――――――――――――――――――

   栄生からご挨拶
                  トヨタ産業技術記念館 館長 飯島 修
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 1953年5月、トヨタ自動車の技術部に主査室が設置され、所属する車両主査
がエンジン、車両の設計から生産準備まで機能横断的に進める主査制度が発足しま
した。この新制度のもと、新しい乗用車は、豊田佐吉、喜一郎から受け継がれた自
助努力による研究と創造の精神により、自主開発する道を選びます。
ボデーの設計・製作もそれまでのようなボデーメーカーへの委託ではなく、自社
内の製造・架装により、完成車として出荷することとなります。トラックのシャ
シーの流用ではなく、乗用車専用シャシーとし、ボデーとシャシーを一体ととらえ
る設計、設計技術者と生産技術者との密接な共同作業により、日本の道路や使用状
況に即した乗用車を独自の技術で開発・生産していきます。ボデーはプレス成形の
パネルで構成。プレス工程のライン化も始まります。
プレス部品の精度が良くなり、スポット溶接等様々な溶接法が新たに導入され、
1台1台現物合わせで修正しながら組み付けていた従来に比べ生産性と品質が向上
します。しかし、プレス型の製作は熟練の技の手掘りによるものでした。その様子
は、当館自動車館の1階、北東の一画で窺うことができます。 こうして独力で開
発した本格的乗用車はトヨペット・クラウンと名付けられ、1955年1月に発売
されます。本年、発売60周年を迎え、トヨタ博物館ではクラウンの“継承と革新”
の足跡を辿る記念展を開催しています。当館でも初代クラウンの雄姿を特徴的な
装置・機構の展示とともにご覧いただけます。

6月6日、7日の開館記念イベントではお客様に乗っていただき構内を走行します。



【_2_】【お知らせ】――――――――――――――――――――――――――

◆┐館内工事による東入口一時閉鎖のご案内
└┼……………………………………………………………………
館内工事に伴い、下記期間にて東入口を閉鎖いたします。
 2015年3月15日(日)~2015年5月24日(日)※予定
…………………………………………………………………………

☆詳細はこちら
⇒ https://www.tcmit.org/information/2015/03/post-192.html

◆┐開館記念特別イベントについて
└┼……………………………………………………………………
6月6日(土)、7日(日)開館記念特別イベント 「ノリノリウィークエンド」を
開催致します。

☆詳細はこちら
⇒ https://www.tcmit.org/information/2015/04/post-200.html
…………………………………………………………………………

【_3_】【週末ワークショップ】6月プログラムお申込受付中!――――――――

 週末ワークショップ6月開催分の参加申し込み受付が、5月1日よりはじまりました!
6月もモノづくりや科学への探究心を育むバラエティ豊かなプログラムが揃ってい
ます♪受付は5月12日までです。皆様のご応募、お待ちしております。

〈6月のプログラム〉
6/13(土)、6/14(日)エンジン分解組付教室 
6/21(日)はかせとあそぼ!スーパースライム誕生!    
6/28(日)振動動物ぶるぶる君をつくろう      

お申し込みはこちらから
⇒ https://www.tcmit.org/workshop/

♪最新レポート♪
楽しいワークショップの模様をお知らせしています!ぜひご覧ください。

「純銀ねんどでアクセサリーをつくろう」(3月7日開催)
⇒ https://www.tcmit.org/staffblog/2015/04/post-440.html
「はかせとあそぼ!レインボーメタルをつくろう」(3月15日開催)
⇒ https://www.tcmit.org/staffblog/2015/04/post-437.html

これまでの週末ワークショップレポートはこちら
⇒ https://www.tcmit.org/staffblog/cat8/


【_4_】【レストラン】5~6月のメニューのご紹介―――――――――

 レストランブリックエイジでは、定期的にメニューのメイン料理がリニューアル
されます。5/19(火)からは記念館シェフランチ、ハンバーグ、パスタ、ピッツァ
の種類が入れ替わります。季節の感覚を取り入れたメニューをお楽しみください。
//
☆5/19(火)からメニューのご紹介はこちら
⇒ https://www.tcmit.org/staffblog/2015/05/56.html

なお、5/19(火)からは、キッズプレートがパワーアップしてリニューアルします!
乞うご期待ください。


【_5_】【新刊情報】4月入荷図書のご紹介―――――――――――――――――

 図書室では、繊維機械や自動車をはじめ、モノづくりに関連する科学、技術、
産業やファッション等に関する資料(書籍・雑誌・AV資料)を豊富に揃えています。
 また、テクノランド内の「こどもライブラリー」では、幼児向けの絵本を多数
ご用意しています。是非ご利用ください!

 ※ご利用は閲覧のみです。
 ※貸出や複写サービスは行っておりません。

☆詳しくはこちら
⇒ https://www.tcmit.org/outline/library.html


≫≫≫新着図書のご案内≪≪≪
 ※4月に入荷した図書の一部です。

≫藤本 隆宏 編著
『日本のものづくりの底力』
現場を知り尽くした専門家が客観情報に基づいて、独自の視点から日本の競争力の
現状を認識し問題点を分析する。

≫ユーキャン地理歴史研究会 編
『よくわかる!日本の都道府県―見て遊んで楽しく覚える!』
47都道府県の押さえておきたいポイントを、イラスト地図やクイズを通じて楽し
く覚えられる1冊。

≫尾崎 美紀 さく
『なのはなごう しゅっぱつしんこう!』
なずなちゃんに、おばあちゃんからステキな贈りものが届きました・・・。


【_6_】【図書ひろば】5月開催内容のご紹介――――――――――――――――

 図書室では、皆様にもっと本に親しんでいただけるよう、楽しい催し「図書
ひろば」を行っています。「おりがみをおろう!」は毎月、第2・4土曜日に、
「本にひとこと!」は毎月テーマを決めて常時開催します。大人から子供まで、
どうぞお気軽にご参加ください!
\Vノ
┌╂─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┝╋━┥参加者に特製ペーパークラフト&しおりをプレゼント:
└┸─┘━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

①「おりがみをおろう!」・・・5月9日(土)、23日(土)

おりがみの本を見ながら、自由におりがみを折ってみましょう。
 ※おりがみは一人3枚まで。
 ※おりがみはお持ち帰りいただけます。

②「本にひとこと!」・・・常時開催

おすすめ本から好きな本を選んで投票し、人気図書ランキングづくりに参加して
みましょう。

今月のテーマは「科学」。
医療、宇宙、産業技術、そして農業や料理まで、私たちの生活はあらゆる分野で
科学の恩恵を受けて進化してきました。そんな「科学」をテーマに様々な関連本
を選びました。この機会に、是非ご覧ください!


【_7_】【スタッフコラム】―――――――――――――――――――――――

   豊田佐吉記念館について
                      学芸企画グループ 吉岡 茂之
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 皆さん豊田佐吉記念館をご存じでしょうか。案外知られているようで、知らない
と仰る方がおられます。そこで、今回は当記念館についてご紹介させていただこう
と思います。

 当館は静岡県の西端、浜名湖の西岸に位置しております。ここは昔敷知郡山口村
と呼ばれていた寒村(現在の湖西市)です。この村に父伊吉、母えいの長男として
出生したのが豊田佐吉です。時は慶応3年(1867年)で、この頃の村は非常に貧し
く農業だけでは生活が苦しく、伊吉は大工を、えいは織布を副業として生活の足し
にしていました。

 佐吉も小学校を卒業すると父の大工仕事を手伝いながら世の中をみていきます。
そして15・6才の頃から何か世の中のためになることをしたいと強く思うようになり
ます。その後明治18年(1885年)に専売特許条例が公布されたことを知り、発明の
道に入って行くのです。明治24年(1891年)に豊田式木製人力織機で初めて特許を
取得するとその後は血のにじむような苦労をしながら織機の発明に没頭し、大正13
年(1924年)には魔法の織機とまで呼ばれたG型織機を完成させます。この偉業は
当時の繊維業界のみならず日本の産業界の発展に大きく貢献したといわれています。

 このようなことから、この地がトヨタグループの創始者である豊田佐吉の生誕地
として親しまれ、各地から多くの来訪者を迎えていました。そこで、佐吉の生誕
100年を機にこの地を記念館として整備することになります。そして昭和63年
(1988年)に当地をそのままの姿で保存し、佐吉の志と情熱を感じていただくとと
もに、青少年の啓蒙の場としてご利用いただくことを目的にオープンしました。
当館の目玉は復元した生家(江戸時代後期に建てられ、佐吉、喜一郎たちの生まれ
た場所)です。実は見学に来た生徒さんから、母屋(佐吉が両親のために建てた家
)をみて「佐吉は貧しい家に育ったと聞いていたが、実際は僕の家より大きかった
」という手紙が届きました。そこで、生家を復元して実際に体感していただくこと
にしました。また、こうした様式の民家が無くなりつつあるので、後世にも残した
いという思いもあったと聞いております。

 また、この館の特徴としまして、開館準備以来地元の皆さんの力をお借りし、
豊田佐吉記念館保存会と協力しながら運営している点にあります。

 是非一度、こののどかな田園風景の中に佇む豊田佐吉記念館にご来館いただき、
佐吉になったつもりで夢を心に描いてみて下さい。
 
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『トヨタ産業技術記念館 赤レンガ通信』

  発行: トヨタ産業技術記念館

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