設立の目的
かつて「モノづくり」は店先で見ることができました。それは、鍛冶屋が刃物を打ち、桶屋が桶をつくる風景として、日常生活の一部となっていました。現在では、生産活動の高度化に伴い、そうした風景を目にする機会が少なくなっています。
産業技術記念館は、このような背景のもと、次の目的をもって活動しています。
- 「研究と創造の精神」と「モノづくり」の大切さを、広くお伝えすること
- 現存の施設を産業遺産として保存し、活用すること
館の創設と基本理念
産業技術記念館は、1994年6月、名古屋市西区・栄生の地に開館しました。往時の様子を とどめる豊田自動織機栄生工場(豊田紡織より移譲)を産業遺産として保存しながら、 近代日本の発展を支えた主幹産業の一つである繊維機械と、現代を開拓し続ける自動車 の技術の変遷を通して、日本の産業技術史について次代を担う人たちへ系統的に紹介 するための施設です。
織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉。その長男として紡織機からクルマづくりに技術を継承発展 させ、トヨタ自動車を創業した豊田喜一郎。産業技術記念館は、豊田佐吉が『發明私記』にも記した 飽くなき「研究と創造の精神」と、自動車の国産化に挑んだ喜一郎が情熱を注いだ「モノづくり」の 大切さを、広く社会に伝えることを基本理念として活動している文化施設です。
基本理念のシンボル

産業技術記念館のロビーには、基本理念のシンボルとして環状織機が動態展示してあります。
>>環状織機とは?
近代化産業遺産

産業技術記念館は、近代化産業遺産に認定されています。
>>産業技術記念館の近代化産業遺産認定状況