9月19日(土)に、ワークショップ「電子楽器回路♪鉛筆シンセオルガンを作ろう」を開催しました。
講師は、愛知工業大学 工学部 電気学科 准教授の中野先生です。
 
今回は、ハンダ付けをせずに電子回路を組み立てて、鉛筆で描いた鍵盤から音が鳴る不思議な電子楽器作りに挑戦します。
色の濃さや触る場所によって音階が変わる、電子工学の仕組みを楽しく学びました。
 
はじめに、身の回りのどんなものが電気を通すかを当てる通電クイズに挑戦しました。
金属や塩水のほかに、鉛筆の芯に使われている炭も電気を通すことを教わり、子どもたちは驚いた様子でした。
その後、タイマーICやコンデンサ、抵抗といった小さな電子部品について学び、いよいよ製作開始です。
 
まずは、ブレッドボードと呼ばれる板に部品を差し込んで、シンセオルガンの心臓部となる回路を作ります。
子どもたちは手順書と先生の手元をじっくり見比べながら、ピンや線を一本ずつ丁寧につなぎ合わせていました。
何度もやり直せる道具なので、失敗を恐れずに集中して取り組む姿が印象的でした。
 
続いて、紙に描かれた鍵盤部分をえんぴつで濃く塗っていきます。
「ここを濃く塗ると音が変わるのかな」
「きれいに塗れたから、どんな音が鳴るか早く試してみたい」
 
子どもたちは、塗る場所や濃さによって電気の流れやすさが変わり、それが音の違いになる
ことを先生から教わると、夢中で鍵盤を真っ黒に塗りつぶしていました。

最後に、完成した回路とスピーカー、電池ボックスを型紙にセットして、いよいよ演奏の時間です。
黒いクリップを型紙の左端に挟み、赤いクリップを色々な場所に当ててみると、スピーカーから不思議で楽しい電子音が響き渡りました。
「すごい!本当に鉛筆で塗ったところからドレミの音が鳴る!」
「触る場所を少しずらすだけで、音がどんどん高くなったり低くなったりして面白い」

デモンストレーションとして助手の学生さんが「カエルの歌」の演奏に挑戦し、会場は大いに盛り上がりました。
「ハンダ付けがなくても、こんなに本格的な電子回路が作れるなんて驚きました」
「難しい電気の仕組みが、クイズや工作を通してとても分かりやすく理解できました」
「身近なえんぴつが楽器になるのが不思議で、ものづくりの面白さを感じました」

ぜひ、お家でも鉛筆の塗り方を変えたり、いろんな曲の演奏に挑戦したりして、電気の不思議を楽しんでくださいね。