お知らせ
純銀ねんどでアクセサリーをつくろう
3月7日(土)に、「純銀ねんどでアクセサリーをつくろう」を開催しました。
講師は、教室を開催している日陶科学株式会社の佐宗真由美さんです。
今回は、見た目は普通の粘土が純度99,9%の銀になる“純銀粘土”の不思議を楽しく学びながら、素敵なアクセサリーを作ります。
最初に羽やふくろう、バラの花など、見本をみて作品のモチーフを決めてから、製作開始です。


まずは純銀粘土の型取りを行います。
モチーフごとの型の入れ方のコツを説明しながら、講師が実際に粘土をこねて見本を見せます。
粘土を袋から出したらすぐに、空気が入らないようよくこねて、手早く型に粘土を押し込みます。傷がつかないよう、爪を立てずに指の腹で粘土を少し押さえるのがポイントです。
型から取り出したら、ストローを使ってチェーンを通す穴を1つ開けます。




型取りされた粘土をホットプレートに乗せ、150~160℃で30分ほどかけてよく乾燥させます。
鏡の上に乗せて、鏡が曇らなければ乾燥OK!乾燥が不十分だと制作途中で割れてしまうそうです。


乾燥させている間に「粘土が純銀になるメカニズム」について説明を受けました。
粘土の状態では、非常に細かい銀の粒子とバインダー(結合材)、水が均一に分散している状態ですが、乾燥させることによって、水が蒸発して銀の粒子とバインダーだけになります。
さらにこの状態から、高温の炉に入れると、バインダーが消失して銀の粒子同士がくっつき始め、やがてすき間がなくなって純度99,9%の銀になる、という仕組みです。
高温によって粘土が少しずつ変化していく過程は、とても興味深いですね。この他にも、純銀粘土を使ったアクセサリー作品の制作工程も映像で観て学びました。


ホットプレートでの乾燥が終わったら、表面をスポンジやすりで磨きます。まだ壊れやすい状態なので、力を入れ過ぎないよう慎重に作業します。
手で触れることによって、粘土が湿気てしまうため、再び水分を飛ばすためホットプレートで15分ほど乾燥させます。


ホットプレートから取り出して、講師が乾燥度合いをチェックします。
乾燥OKなら、いよいよ800℃の炉に入れます!普段見ることの出来ない炉の中は、オレンジ色でとても熱そうですね。この中に粘土を5分間入れて焼成します。
粘土が純銀に変わる重要な工程を経て、5分後粘土はどんな状態になっているでしょうか?


炉から取り出した作品の表面は、まだ銀色とは程遠い、光沢がない白い粉を吹いたような状態です。
これをステンレスブラシで磨き、表面の凹凸を少なくしていきます。黙々と磨いていくと…だんだん銀肌が現れてきました!ようやく現れたきれいな銀色に、子ども達の目も輝き出します。
さらに、先の尖ったみがき棒を使って、モチーフの細かい所まで鏡面仕上げをしていきます。




細部まで丁寧に磨かれた作品は、銀の色つやが出てピッカピカです。
ストラップやネックレスチェーンを付けてもらい、完成!
実際に身に着けて記念撮影しました。みんなとってもオシャレです。
純銀ねんどを通して、金属の不思議にも興味が出てきましたね。お疲れ様でした!

