10月19日(土)に、図書室で体験教室「連鶴をおろう!」を開催しました。

講師は、愛知製鋼株式会社OBの 角(すみ) 信雄 先生です。

 

2003年頃から独学で連鶴の勉強を始め、常滑市や知多市でグループ展を開催し、

その後、名古屋市で体験教室を開催するように。

また、名古屋市の電気文化会館での個展開催や東京都美術館の公募展への出品、

テレビで活動の様子を紹介されたりと、20年に渡りご活躍されています。

 

「連鶴」が考案されたのは江戸時代。江戸時代の鶴の折り方は、今と少し違っていました。

江戸時代の折り方で折った黄緑色の鶴と、現代の折り方の水色の鶴。どこが違うか、見比べてみましょう!

 

2羽の違いは、羽の中央に折線が有るか無いか。

よく見ると、黄緑色の江戸時代の鶴には羽の中央に折り線がありません。

つまり今の鶴と比べると、折る回数が1回少なく鶴が出来上がるということ。

千羽鶴を作るなら、1000回少なくてすみますね(^^♪

 

   

 

そんな江戸時代の折り方で、基本となる1羽の鶴の折り方を学びましょう。

最初の3回が大切ですよ☝

 

基本を覚えたら、いよいよ連鶴に挑戦です!

最初に折るのは、2色の異なった鶴が連なった「妹背山・異色」。

重なった和紙を折るのは力が要りましたが、コントラストの美しい鶴が出来上がりました♬

 

続けて同じ色の鶴が連なる「妹背山・同色」を作ります。

紙のサイズも小さくなって、集中力が必要です。

 

 

いつもの鶴と違う形に、途中、どこを折っているのか見失いがちですが、

そんな時は、鶴の背中を見つけてくださいね。

さあ、今日の作品すべてが完成しました❣

 

「むずかしかったけどまたつくってみたい。」

「初めてでしたが感動した。」

「家にかざることができるのでよかったです。」

と、難しい折り方にチャレンジして、完成できたことに感動して頂けたようです。

 

初めての時は難しく感じますが、何度もやっていくうちに

コツがつかめてきます。

たくさん作って、別の連鶴にもぜひ挑戦してみてくださいね♪

 

次回の図書室イベントは、

11月16日(土)に開催予定の体験教室「折花」です。

ぜひご参加ください!