700万人のお客様に感謝をこめて

トヨタ産業技術記念館 館長の大洞和彦です。

当館は本年10月26日に、開館(1994年10月)からの入館者累計が700万人に達しました。600万人を達成した2019年5月から4年5か月、開館からは29年4か月での達成でした。11月26日には達成を記念する式典を実施させていただきました。

これまで当館をご利用いただいたすべてのお客様に、心から感謝を申し上げたいと思います。

当館の開館当時の内部資料では、概ね年間20万人程度の入館者を見込んでいたようです。実際には開館後10年程度は10~15万人で推移し、愛知万博が開催された2005年に約30万人に倍増。その後、25万人レベルで一旦安定した後、TBS系ドラマ「リーダーズ」やトリップアドバイザーのランキングなどにより、毎年大勢のお客様をお迎えする博物館になりました。

大勢のお客様にお越しいただくことは嬉しいのですが、忘れてはならないことがあります。初めてお越しいただき、これが最後かもしれない。開館30周年記念期間に700万人目のお客様をお迎えした節目の時だからこそ、「一期一会」の意味をあらためて胸に刻みたいと思います。

  開館初日のテープカット(1994年6月) 

    入館者700万人達成記念式典(2023年11月)