9月30日(土)に、「ド・レ・ミ~♪鉛筆シンセサイザー」を開催しました。
講師は、愛知工業大学 電気工学専攻の中野先生です。
愛知工業大学では、オープンカレッジ 名古屋キャンパス公開講座を開催しており、中野先生は「少年少女のための講座」でロボット教室や、科学・ものづくり教室の講師もされています。

今回は、電子工作に挑戦!電子回路と鉛筆の線をつなぐと音が出る電子楽器の鉛筆シンセサイザーを作ります。

鉛筆シンセサイザー①*鉛筆シンセサイザー②
最初に、鉛筆シンセサイザーの演奏を聴きました。鉛筆で黒く塗った線にワニくちクリップが触れると・・・“ブーーー!”
「音が鳴った♪」「不思議!触る場所によって音の高さが変わるよ」
鉛筆の芯が電気を通す性質を利用して音を出す仕組みや、紙に書いた線の長さで電気抵抗が変わり音の高さが変化することなど、しっかり学びました。

鉛筆シンセサイザー③鉛筆シンセサイザー④
いよいよ作業開始!ブレッドボードに目印となる数字を書き、ボックスに貼り付けます。
※ブレッドボード・・・ハンダ付けをしなくても簡単に電子回路が作れる道具。
モニターや作り方シートを見ながら順番に部品を挿し込んでいきます。
「IC、抵抗、ジャンパーピン・・・位置を間違えないように」

鉛筆シンセサイザー⑤鉛筆シンセサイザー⑥
「セラミックコンデンサーは極性がないけど、電解コンデンサーは極性があるので向きに気をつけよう!」「LEDもプラスとマイナスがあるよ」
すべての部品の挿し込み位置が間違っていないか一つずつチェックします。

鉛筆シンセサイザー⑦鉛筆シンセサイザー⑧
次に、画用紙の点線の中を4Bの鉛筆で黒く塗ります。
「はっきりと音が出るようにしっかり塗らないと・・・」
画用紙の黒く塗った部分の両端を二つのワニくちクリップではさむと・・・“ビビビーーー!!”大きな音が出ました。鉛筆の線の濃さや太さでも電気抵抗が変わることがわかりました。
「ドレミをさがすぞ~!」
ワニくちクリップの位置を変え、何度も実験!
「線の長さが同じでも微妙に音が変わるね。音階を見つけるのは難しいな・・・」
色々な音を聞き比べて音階を見つけ出しました。

鉛筆シンセサイザー⑨鉛筆シンセサイザー⑩
最後に、全員で「かえるのうた」を演奏♪少し調子はずれもありましたが、にぎやかな音が響き渡りました。違う筆記用具で色を塗るとどうなるか、などいろいろ試してみてくださいね。