10月28日(土)に「かんばつ材でモノづくりをしよう」を開催しました。
講師は中部大学の宮川先生と学生の皆さんです。
今回は、愛知県の山林で取れたかんばつ材を使い、3種類の木工作品のうち2種類を作ります。

かんばつ材②かんばつ材③
かんばつ材について学んだ後、まずはみんなで「サイコロパズル」を製作しました。

かんばつ材④かんばつ材⑥
サイコロ形(立方体)をした木材を組み合わせてつくるオリジナルのパズルです。設計図や見本を見ながらL字型や凸型など7種類のピースの形に木片を並べ、ずれないように注意して接合します。
「ツルツルの面どうしをくっつけるとキレイに付けられるよ」「ボンドの付け過ぎに注意だね」
全てのピースができあがってボンドが乾いたら、立方体の組み立てにチャレンジ♪
「何通りも組み立て方があるんだよ!」「難しい・・・なかなかできない~」
早くできた子が苦戦中の子にヒントを出して、最後は全員組み立てることができました。

かんばつ材⑦かんばつ材⑧
次は、「クロスパズル」と「矢作のせせらぎ」のどちらかを作ります。
「クロスパズル」は、十字に組まれた木材がどのようにして組み合わされ、どうしたら外すことができるかを考えながら作るパズルです。卓上ボール盤を使って木材に穴をあけたり、リーマを使って穴の入口を広げたり・・・初めて使う専用の道具に緊張です。先生にしっかりと使い方を教えてもらい、失敗しないよう慎重に作業します。
「穴の位置を間違えないようにしないといけないな」「少し削って調整してもらったらピッタリ組めたよ!」「外し方が面白い☆」

かんばつ材⑨かんばつ材⑩
「矢作のせせらぎ」は、八角形の基板へ短冊状に切った8枚の木板を貼り付け、最後にブナの木の玉を入れて転がすことで澄んだ音色が聞こえる楽器です。まずは定規で正確に寸法を測り、木板に鉛筆で線を引きノコギリでカットします。
「鉛筆の線に沿って、最初にノコギリで少し溝を付けてから切っていくとうまくカットできるよ」

かんばつ材⑪かんばつ材⑫
全て切り終わったら、やすりで木片のささくれを取って長さの短い木板から順に貼り付け、完成!“カランコロン♪”・・・まろやかな音色が響き渡りました♪
「空気が乾燥する季節になるともっといい音になるんだって!楽しみ☆」

かんばつ材⑬かんばつ材⑭
子ども達は作品のできばえに大満足。最後はヒノキの良い香りに包まれて記念撮影です。身近なものを作ることでかんばつ材について理解を深め、木工技術も学ぶことができましたね☆