7月14日(日)、15日(月)に「エンジン分解組付教室」を開催しました。
講師は、清須市にある専門学校“トヨタ名古屋自動車大学校”で実際に自動車の構造や整備を教えている先生方です。

この教室では1990年代のスターレットやカローラⅡなどに搭載されていた4E-FEエンジンを使用します。親子2組で1台のエンジンを分解した後、元通りに組み付け、エンジン始動させるまでを体験します。

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はじめに、ペアで作業する子ども同士で自己紹介。初めましてのお友達に少し恥ずかしそうですが、今日1日、仲良く協力して頑張りましょう!

  0721エンジン③0721エンジン④
作業の前に自動車館へ。自動車の実物やモニターの映像を見ながら、自動車やエンジンの仕組みについて学びました。

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会場に戻り、分解の準備!ヘッドカバーを取り外し、ピストンが基準の位置になるまでエンジンを回します。
「使う工具を間違えないように・・・」「結構、力がいるな」「エンジン回すのってこんなに重たいんだ」
作業開始!各部品の働きや工具の機能・用途・注意点などしっかり聞いて、タイミングベルト、ギヤ、カムシャフト、シリンダーヘッドの順に取り外します。
「ボルトの緩め順は外側から・・・外すっていう漢字の通りって覚えたらいいね」「固い!なかなか緩まないよ」
緩めるコツは“押す力が7、回す力が3”と教わりました。

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最後は、ピストン!ここでクランクシャフトを回してピストンの動きを確かめます。
「分解前と違ってすごく軽く回るよ」「ピストンってどうやって動くのかよくわかるね」
いよいよ取り外し!1人が上からハンマーでたたき、もう1人が下でしっかり受け止めます。
「落とさないよう慎重に・・・」「取れた!」
分解作業はここまで。協力して取り外したピストンを手に記念撮影タイム♪

0721エンジン⑨0721エンジン⑨
午後からは組み付け作業!部品には“なじみ”があるので必ず元の位置に、向きも合わせて正しく組み付けていきます。
「ボルトの締め付け順は、外す時とは逆に中側から少しずつ均等に!」「締め過ぎて折らないように気をつけないと」
もうすっかり2人の息はピッタリです。

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最後の部品を組み付けて先生の最終チェックに合格したら、いよいよエンジン始動!安全のために声掛けするのがルール!
「エンジン始動します!」「は~い!」
ブルッ!ブルルン!会場に大きな音が響き、見事成功!
「機械いじりは苦手だけど、とても解りやすくやりやすかった」「大人になった気分。将来の役に立てたらいいな」「エンジンのすごさがわかった」
大変な作業もありましたが、とても貴重な体験ができました。興味があれば是非、自動車整備士を目指してくださいね!