10月26日(土)に「かんばつ材でモノづくりをしよう」を開催しました。講師は中部大学の宮川先生と学生の皆さんです。また、現役の先生方にもご協力いただきました。今回は、ノコギリやボール盤の使い方を教わりながら、愛知県の山林で取れたかんばつ材で木製品を作ります。

19かんばつ材① 19かんばつ材②
はじめに、かんばつ材について学びました。日本の国土の約7割が森林で愛知県にも多くの森林があること、かんばつされるのは全体の1%など教わり、
「すごく少ないんだね。全然知らなかった」「かんばつ材、もっと使われるといいな」

19かんばつ材③ 7つのピース
製作開始!まずは、サイコロパズルを作ります。設計図を参考にサイコロ形(立方体)の木片27個をL字型や凸型などに組み合わせ、ボンドで接合し7種類のピースを作ります。

19かんばつ材④サイコロパズル完成
「ボンドは少しつけて、伸ばすように塗るんだね」「よし、全部できた♪組み立ててみよう!」「最後の1個が合わない・・・意外と難しいな」
組み立て方は6通りあると知り、試行錯誤しながら全員組み立てることができました。

19かんばつ材⑤ 19かんばつ材⑥
続いて、“クロスパズル”と“矢作のせせらぎ“のどちらかを作ります。“クロスパズル”は、十字に組まれた木材がどのようにして組み合わされ、どうしたら外すことができるかを考えながら作るパズル!まず、細い丸棒をノコギリでカットし、角材の穴に差し込みます。角材同士を接合したら、ボール盤を使って穴をあけます。
「ボール盤を使うのは初めて・・緊張する」「すごい!きれいに穴をあけることができた」

クロスパズル部品加工クロスパズル完成
リーマを使って穴の入口を広げるなど仕上げ作業をして木材を十字に組み、完成です!

19かんばつ材⑦ 19かんばつ材⑧
“矢作のせせらぎ”は、八角形の土台へ短冊状に切った8枚の木板を貼り付け、木の玉を入れて転がすことで澄んだ音色が聞こえる楽器!まずは、定規で木板の寸法を正確に測って鉛筆で線を引き、ノコギリで木板をカットします。
「ノコギリをまっすぐおいて、最初に少し溝を付けるとカットしやすいね」「やすりで切り口のささくれをしっかり取ろう」

矢作のせせらぎ 貼り付け矢作のせせらぎ完成
長さの短い木板から順に貼り付けて完成!ブナの木の玉を入れて転がすと・・・
「カランコロン♪とってもいい音色!」「なるほど、板の長さで音色が変わるんだ」
冬場は木が乾燥してもっといい音色になると教わりました。

19かんばつ材⑨ 19かんばつ材⑩
「木って手触りが気持ちいい~」「ヒノキの香りもすごく好き♪大事にするよ」
今日、学んだ木工技術の基本を生かして、ブックスタンドなどいろいろな作品にチャレンジしてみてください!