9月10日(土)に、ワークショップ「真鍮細工体験」を開催しました。
講師は、真鍮専門店K&D MARKET.の近藤さんご夫妻と(株)アロマ工房 西野さんです。

今回は、金属を叩きながら成形する技法「鍛金」を楽しく学び、アンティーク調の真鍮小皿を作ります。

はじめに、素材の特性や様々な技法の説明を聞きました。
「真鍮は英語でブラスって言うんだね」
「楽器にも使われてるからブラスバンド!なるほど~」

子ども達が真鍮に興味を持ったところで、製作開始!
今回は、近藤さんからの提案で“作品を誰にプレゼントするか”を思い描きながら作業に取り組みます。

まずは、真鍮板に金づちで文字などを刻む刻印に挑戦!
子ども達はどんなメッセージやデザインにするのかじっくり考えて、しっかり刻印の練習を行います。
「難しい…力強く打たないと深く刻めないんだね」

最初は恐る恐る打っていた子ども達は次第にコツをつかんで、かなり上達しました。

いざ本番、一発勝負!
「上手く打てた!文字のバランスもバッチリ♪」

次は、真鍮板の縁を金づちで打って模様を付けます。
「少しズラして打って…模様を重ねてみたよ」

いよいよ、鍛金!
木型のくぼみに真鍮板を載せて、木づちで叩いて成形します。
カンカン!トントン!子ども達は打つ力加減や位置を調整しながら、夢中で取り組んでいました。

最後に、磨きなどの仕上げ作業をして完成!
世界に1つしかない素敵な小皿ができあがりました。

作品は近藤さんが用意してくれた箱に入れてラッピング♪
オシャレなプレゼントになり、子ども達はみんな大満足!

「刻印を入れるのに少し失敗しましたが、そこも含めて人が作っている良さだと思いました」
「金づちや木づち、いろいろ使えて面白かった♪」
「とても楽しかった。大切にします。ラッピングが嬉しかった☆」

今日体験した鍛金作業は、当館の自動車館の「AA型乗用車のフェンダ加工工程」などの展示で見ることができます。
金属加工コーナーでも様々な技法の実演がありますので、是非見学してみてください!