3月19日(日)に、ワークショップ「雪花絞りをつくろう♪」を開催しました。
講師は、伝統工芸有松・鳴海絞りの製造、卸し、販売をされている(有)こんせいの近藤さんです。

今回は、「染め」の原理を学んで有松・鳴海絞りの技法の1つ、雪花絞りの手ぬぐいを染めてみましょう!

はじめに、絞り染めとはどのようなものか、技法、歴史など実演やクイズを交えて楽しく学びました。
雪花絞りは『板締め絞り』の技法と教わり、なぜ幾何学的な模様ができるのか、子ども達はよく理解できた様子。
興味もわいたところで、さっそく絞り染め体験です♪

 

1枚目の手ぬぐいを三角形にジャバラに折り、2枚の板ではさんで輪ゴムで留めます。
子ども達は、後でくっきりと模様が出るよう丁寧に折っていました。
染める柄・色を決めて染料のつけ方を教えてもらったら、いよいよ染めの作業!
「染料につける時間って大切なんだ、ちゃんと数えて、1、2、3、4、5・・・」

手ぬぐいを水で洗って広げると、雪の花が舞うような美しい柄が浮かび上がり、子ども達から歓声が上がっていました☆

 

続いて、手ぬぐいを水の中に入れ濡らしてから染める技法も学びました。
2枚目は教わったことを活かして、オリジナルの柄に挑戦です!
子ども達は、水で少しだけ濡らしてから染色したり、染色する箇所を工夫し自由な感性で取り組んでいました。
「広げた時にどうなるのか考えて染めるのが楽しかったです」
「入れ方を少し変えるだけでこんなに模様が変わるなんて、とてもビックリしました」
「準備や染めるのも楽しく、心が躍りました☆モノづくりがもっと好きになりました!」

地元の伝統文化、技術に触れる貴重な経験となりましたね。
今度はぜひ有松・鳴海絞りを見に、現地へ足を運んでみてください♪