環状織機
トヨタ産業技術記念館のロビーには、基本理念のシンボルとして環状織機が動態展示してあります。織機の自動化を成し遂げた豊田佐吉は、もう一つの究極の目標に定めた「動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる」環状織機を1906年に発明しました。運動の理想である回転円運動により、布を織り上げるという画期的な織機で、「夢の織機」と評価され世界19カ国で特許を取得しました。
欧米の模倣が精いっぱいだった時代に、佐吉は日本人の技術力や科学力の可能性を示したのです。展示機は1924年に製作後、長時間テストされた現存する唯一の完成機です。
環状織機の実演動画
(撮影:2019年8月)
(撮影:2019年8月)
環状織機展 たて糸交換
(撮影:2019年8月)
(撮影:2019年8月)