動力の庭
動力の庭には、1914年に設立された工場操業当時に動力、電力を供給するための蒸気機関が置いてありました。今その場所に、赤レンガを積んでその痕跡を伝えています。また、工場へ送られてきた原綿を開俵(固く圧縮された原綿を元のやわらかい綿にもどすこと)する「開俵室」や種類の異なる原綿を調合する「混棉室」、綿の繊維をほぐす「打棉室」もありました。北側の少し高い構造物は、「混棉室」や「打棉室」から出る綿ぼこりを外部に排出するための「塵突(じんとつ)」です。
発電用の蒸気機関から出る煙を排出していた煙突基礎の遺構も展示しています。